梅雨明けと同時に猛暑が続きます。
とはいえ標高1260mでは湿度が少ないので、日中炎天下にいなければ比較的過ごし易いので助かります。
ここしばらく早朝の涼しい時間帯は野鳥撮影に充てていたのですが、ヒナの巣立ちとともにそれも一段落したので、久しぶりに畑作業を再開。
ラベンダーの剪定から始めました。
ただショックだったのは、順調に育っていたモロッコインゲンとケンタッキーインゲンの棚が、多分先日の夜半の激しい雷雨の際に畑のあるあたりでは強風も伴っていたのか、完全に倒壊していました。
何とかそれらしい形に復旧してみたものの、1/3ぐらいの蔓は根本から抜けるか切れてしおれている状態。
収穫の楽しみも半減です。
ラベンダーは一週間ほど前に開花後の花穂だけは切り落としていたのですが、葉の部分の強剪定が残っていたので、それを順次行います。
まず地面に近い根元から伸びた枝をカットしていきます。
この部分は花穂の重みで地面に垂れ下がって泥で汚れたり、花柄が真っ直ぐに伸びないので、いい花穂にならず、当然販売にも適しません。
ラベンダーの最大の敵、蒸れの原因にもなるので、惜しみなく剪定します。
次に葉の刈り込みです。
今年出た茎の元から2〜3芽ほど葉を残して上部をカットします。
全体にドーム型になるように剪定するのがいいそうです。
これを行わないと分枝や翌年の花付きが悪くなるとのことなので、思い切って切ります。
富良野では栽培面積が広いので、一々ハサミで刈らずに、鎌でバッサリと刈り取るそうです。
新しい葉のかなりの部分を刈り取るので少し残酷な気もしますが、ここは非情に徹しましょう。
ただし刈り込みバサミを使い続けると厚手のゴム手袋をしていても手にマメができるほどのハードな作業です。
炎天下ということもあって、一回に作業できるのはせいぜい一畝ぐらいです。
最後に畝間の中耕を行いました。
この作業は土を柔らかくし、根元に空気を含ませる効果と除草を兼ねています。
剪定、中耕の後は根回りの除草を行い、通風を改善して夏の作業は終了ですが、この猛暑の中ではこの作業はまだしばらくかかりそうですね。
剪定前の株。後から伸びた花穂がまばらに付いています。葉は伸び放題。
少し分かりづらいですが、剪定後の様子。丸坊主です。
全体の整形はこの芝用の鋏で行います。切れ味はさほどではありませんが、いっぺんに刈り取れるので、効率はいいですね。握力も鍛えられます。
切り落とした脇枝。ここから伸びる花穂は湾曲がひどく、質も良くありません。これは普通の剪定鋏で。
左三列が剪定が終わった列。未剪定の列の方が葉が茂っているので緑が鮮やかに見えます。
中耕終了。今回も活躍してくれたカルチベーター、HONDAの「プチな」。もう少しパワーがあれば...。