一昨日の激しい夕立以降、猛暑も一段落の様子。
今日は涼風が心地よい清里高原です。
このところの連日の猛暑に怖気付いて、野鳥撮影にもなかなか足が向かなかったのですが、一昨日は曇りのち晴れ・午後から雨、の予報に、標高1700mの草原エリアも好コンディションかと予想して早朝から出かけてきました。
現地に着いてしばらくはバーダーも少なく、ヤンギランをはじめとした野草の開花も順調。程よい曇天の絶好の条件でしたが、なぜか鳥が少ない。
ヤナギランに止まるノビタキの成鳥がメインテーマでしたが、出てくるのは幼鳥ばかり。
それもほとんどがヤナギラン以外の枯れ枝やススキ、遊歩道の杭に絡んで飛び回るばかりで、絵になる構図になりません。
せめてシシウドのトップにでも乗ってくれればと念じますが、それも叶いませんでした。
そうこうするうちにバーダーが増え始め、あっという間に混戦状態。
おまけに日差しも強くなってくる始末。
多少移動しても成果は乏しそうなので、空を夕立雲が黒々と覆い始めたのを潮に早めに引き上げました。
どうも今年はこの草原とは相性が良くないようです。
しばらく間を置いて仕切り直してみましょうか。
※画像は一部トリミング、一部RAW現像済み
使用機材:Canon EOS 7D Mark II + Canon EF500mm F4 IS USM(×1.4エクステンダー使用)
マツヨイグサの仲間(アレチマツヨイグサ?)。朝露に濡れた風情がいいですね。
ヤナギランも今が最盛期。この後徐々に先端に向けて開花してゆきます。後はノビタキが止まってくれれば...。
露が光るコオニユリ。開いたばかりの花は新鮮。
最初に出てきてくれたのはホオアカの幼鳥。この子はヨツバヒヨドリの上に乗ってくれました。
今回唯一ヤナギランに止まってくれたノビタキの幼鳥。でも足元が隠れて見えません。距離もありすぎて、まあ証拠写真。
ホオアカは成鳥が盛んに囀っていました。これでもう少し近ければ...。
ノビタキオスも居るにはいますが、カヤの中で監視中。ヤナギランには寄り付きもせず...。
今回幼鳥はあまり撮る気もしなかったのですが、他に居ないのと、この子はあまりに近くに来てくれたので思わずシャッターを押しました。せっかくコオニユリに乗ってくれたのですが、最低撮影距離ギリギリだったので、花は惜しくもフレームアウト。