アプローチシューズを新調しました。
今回購入したのはスカルパの「メスカリートミッド GTX」。
2014年から履き続けてきたファイブテンのガイドテニーがあまりにもみすぼらしくなったのと、仕事でクライアントと合流した際、登山靴やトレッキングシューズを忘れてもそのまま登山もこなせるアプローチシューズがあったらいいなとの思いから、今回も清水の舞台をぶちこわす覚悟で購入に踏み切りました。
登山靴を忘れるなどというのは無論ガイドとして大失格なのですが、これが実際にあるから困ります。
もし「ガイドあるある」のコーナーがあったら、結構な頻度で登場するかもしれません(笑)。
私も実際に「雪山登山入門」で北横岳をご案内した際、ロープウェイ山麓駅で冬靴を忘れたことに気づき、その時点ではどうにもならないので、くだんの「5.10ガイドテニー」で通した経験があります。
その時はゲイターを深めに装着し、ばれないように気を使いましたが、所詮ステルスソールのローカット。冷たいのと滑るので泣きたい気持ちで一日を終えました。
記憶にはないのですが、そもそもセミワンタッチアイゼンが付くはずもなく、チェーンスパイクあたりでごまかしたのも知れません。
比較的気温が高かったので凍傷にもならずに済みましたが、クライアントにはしっかりばれていたという落ちの付いたツアーだったのは笑えます。
「メスカリートミッド GTX」はミドルカットながら、ハイカットと言ってもいいくらいにカフは高いし、ソールのパターンもグリップが良さそうなので期待大です。
とりあえず明日試し履きしてきますので機会を見てまたレポートしますね。
5.10ガイドテニー。2014年から頑張ってくれました。サイズ42でしたが、大分へたれて、今では緩く感じます。
「5.10」も昨年アディダスに吸収され、「Adidas FiveTen」となってしまいましたが、「ガイドテニー」はいまだ健在のようです。
後半はかかとを踏んづけてスリッパ的に履く機会も多かったので、全体がひしゃげています。
ステルスラバーソールも穴があくほど擦り減ってしまいました。今は路面の凹凸が痛いほど。
これが「メスカリートミッド GTX」。元々スカルパは相性がいいので期待大です。サイズはスカルパの場合42ですが、「メスカリートミッド GTX」はアプローチシューズということもあって、若干タイト。43とも履き比べたのですが、43は少しゆるみを感じたので、履き慣れを期待するのと岩稜帯では遊びが少ない方が安定感があるので42にしました。
デザインも赤みを帯びたグレーのアッパーと黒ラバーにオレンジの差し色が効いています。
どこから見てもスタイリッシュ、さすがスカルパです。
ソールはビブラム・DYNAMIS LB(メガグリップ)。クライミングゾーンも見えますね。「従来のビブラムソールより約30%のグリップ力向上を実現!」とのことですが、どこかの口コミでは摩耗が異常に早いとのこと。果たしてどうなのか。