今年のキビタキ初確認は4月24日の野辺山高原。
公園脇の林間の遊歩道で遠くから一瞬だけ。
それでもこんな時期にこの標高エリアに既に入っているんだな、と認識を新たにしました。
次は5月の14日。
近くの渓谷の滝の側で。でも撮影できたのは帰途の駐車場で一瞬。
翌日所用ついでに蓼科でも一瞬。
この個体は水浴び直後で、羽繕いの最中を暗い樹叢で。
やっとまともに撮れたのは5月22日。
これは毎年必ずやってくる定番のスポットで。
若い個体でしたが、盛んに囀りも聞かせてくれて、しばらく遊んでくれました。
長玉と三脚の組み合わせの場合、歩きながらの出会い頭での撮影は至難の業。
やはりじっくり待てる居着きのスポットでの撮影でないといい画は撮れません。
昨年は成果に乏しかったので、嬉しい出会いでした。
※画像は記載のあるもの以外は全てノートリミング。RAW現像済み
使用機材:Canon EOS 7D Mark II +Canon EF500mm F4L IS USM(一部Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM)

初確認のキビタキ。レンズが100-400mmだったので、徐々に近づいたらすぐに飛ばれてしまいました。55%トリミング。

渓谷の駐車場で。500mmレンズでしたが、やはり少し遠すぎました。初めは近くにいたのですが、三脚をセットしている間に徐々に距離が空き、この通り。55%トリミング。

水浴び直後のキビタキ。公園内の水路から飛び立ってウコギの枝に。現像時に大幅に露出補正。55%トリミング。

定番のスポットでようやくじっくりと撮影できました。今期このエリアをテリトリーとしたのはまだ若いオス。頭部や背面の色が黒くなり切っていません。今期これまでで一番お気に入りのショットです。

同じ個体。この枝で盛んに囀ってくれました。

同日少し離れた場所で。この個体は完全に換羽が終わっています。距離がありすぎたのが残念。

別の日に撮ったオス若。これもまずまず近かったのですが、日差しがきつ過ぎました。

少し移動して盛んに羽繕い。こういった行為は観察者に対する威圧なのか、ストレスの表現なのか、かなりしつこく繰り返していました。55%トリミング。

同じ枝での囀り。55%トリミング。

同日の最後のカット。この日以降何度か通いましたが、めでたくペアになったのか、囀りもまばらで、近くに寄ることはありませんでした。こちらも昨日から梅雨入りしましたが、まだ数回は出会いたいものですね。