昨日はオオマシコの飛来状況を確認に探鳥地へ。
久しぶりの鳥撮りです。
スタートが遅かったせいか、現地に到着時には手前の駐車場はすでに満車。
ネット情報から今年はオオマシコが入っていることは間違いないとは思っていましたが、ベテランバーダーの目ざとさには驚きです。
仕方がないので路傍で待機中のバーダーの横を静かに抜けて少し先にあるスペースになんとか停めることができました。
その時点では多くのバーダーが三々五々談笑しながら飛来を待っている様子でしたが、こちらが支度を終えるタイミングで一斉に砲列がある方向に向けられました。
オオマシコの出現です。
見ると道を挟んだ20mぐらい先にあるカラマツの梢に赤い点が見えます。
早速そちらにレンズを向けるとオオマシコのオスです。
盛んにカラマツの実(マツカサ)の中に嘴を入れて種をついばんでいる様子。
二年ぶりの遭遇でした。
ただ距離があるのとカラマツの細かい枝が被ってなかなかいいアングルで撮れません。
またこちらを警戒しているせいか、前面には出てこないであえて陰になるエリアで行動しているように見えます。
まだ渡り後間もないせいか人慣れしていないのかもしれませんが、地元のバーダーらしき人に聞いても、カラマツの実を食べているのは初めて見たとのこと。
一昨年はもう少し時期は遅かった気がしますが、主に道沿いに生えているハギの実やスイカズラの実などを盛んに漁り、目線で撮れるメリットがあったので、今回はその点だけは残念でした。
いつものように鳥たちが移動したため、ウォーキングを兼ねて林道を先へと辿ります。
成果もないので他のバーダーの方と機材の話などしながら先ほどの撮影ポイントへ戻りました。
どうやらまた戻ってきている様子ですが、どうしても手前には出てこないので、数カット撮った後は諦め、帰途に着きました。
途中馴染みの池に寄って夕暮れ間近のタイミングでカモ類を少し撮って今回は終了。
少しストレスの残る一日でしたが、自然相手ではこんな日もあります。
それにしても野鳥撮影人口は年々増える一方のような気がします。
悪いことではありませんが、鳥たちにとってはたまったものではありませんね。
※画像は全てノートリミング、RAW現像済み
使用機材:Canon EOS 7D Mark II + Canon EF500mm F4 IS USM(×1.4エクステンダー使用)
二年振りのオオマシコ。距離があり、枝が混み合う難しい状況でしたが、晴天のせいかまずまず解像しました。
盛んにカラマツの種を啄みます。
不要な鱗片はペッ。
いいアングルでしたが、とにかく枝が被って抜けてくれません。
これももう少し近ければ...。年内にもう一度再訪したいですね。
道路脇のリョウブの木に来たルリビタキのメス。オオマシコも本来はこのぐらいの距離で撮れるはずです。
同じく目線の高さのハギに来たコガラ。オオマシコもこれを食べなきゃ嘘ですね。
帰りに寄ったため池ではマガモのペアが岸沿いを泳ぎ回っていました。
こちらは別の池ですが、カルガモと水面に映る葦の感じが絵画的だったので。
葦際にいたハシビロガモのメスが逃げてゆくところ。