自主休業を余儀なくされる今、SNSなどを見ると、誰もが時間だけは余るほどあるので、これまで手を付けられなかった課題にチャレンジしているようです。
御多分に洩れず、同様の身としては昨年来の課題だったスチール物置の移設第二弾に着手しました。
今回の移設は前回の塗料、工作機械庫とは比べ物にならない大きさのメイン倉庫。
登山具、釣り具の他にこれまで作成したサイン、デザインなどのプレゼン資料、経理書類、書籍などが段ボールに入れられ、山積みとなっていました。
まずはこれを搬出し、ガレージ内に仮置き。
不要物を選別して廃棄用に仕分けします。
本などは中身は未確認ですが、段ボールの痛み具合や黴臭さから、廃棄しなければならない物も多いでしょうね。
物置の設置年は忘れましたが、間違いなく30年以上は経っています。
その間にそれなりの出し入れはあったにしてもこれだけの物が収まるという事実に、ささやかな生活の集積というもののスケールを実感させられます。
今回一番心配したのは基底部の腐食。
屋根周りの「ハナカクシ」と呼ばれる破風部分が落ち葉の堆積や雨によってだいぶ腐食が進んでいたので、半ば地面に埋まった状態の床下フレームが移設に耐える状態かがポイントでした。
結果的にはほぼ無傷の状態で一安心。
まさに「ヨド物置」の鋼板と塗装の優秀さが実証されたわけです。
改めて日本の技術に感心しました。
解体・組み立ての様子は数回に分けて随時アップします。
まずは初日(4/25)から。
ヨドコウ「ヨド物置・あぜくら」。間口2900mm、奥行き2200mm。外装は日焼けと若干水垢がついているぐらいで健在。
まずは中身を全て搬出。
内部。壁板はほとんど痛んでいません。
床は入り口部分に古カーペットをを敷いていたせいか錆が出ています。
仮置きした荷物。これも中身を点検して痛んだものは廃棄ですね。断捨離断捨離。
説明書が保管してありました。こういうものは取っておくものですね。
これがあるおかげで、組み立てのみならず解体も容易になります。
まずは引き戸を外し。
壁パネルを外していきます。
解体、組み立てが容易な構造。よく出来ています。
壁パネルを全て取り払いました。
屋根板を撤去。
上部枠や間柱を撤去すると基底枠が現れました。思ったより痛んでいなかったので一安心。
残るは古い基礎ブロックだけ。落ち葉もだいぶ溜まっていますね。
基底フレームを昨年初冬に据え付けておいた基礎ブロックに仮置きしてこの日の作業終了。